アドウェイズPTSなぜか以上に高値をつけていたり、キリンHDの気配値がやけに高くてもしかして仕手株ではないかと疑ってしまうこともあるかもしれませんが、このような場合仕手株ではない可能性の方が高い物となっています。

まず、PTSというのは非常に限られた人しか取引をすることができず、ほんの数人の売買で株価が決まってしまうことがありますから、PTSで異常値をつけていたからといって直ちに怪しいとはいえるものではないのです。
出来高も非常に少ないことも多いので、単純に誤発注などの可能性が高い物となっています。

次にキリンHDの気配値がおかしいという場合ですが、これも単純に決算などの直後で値が動いたということであったり、知らないところでキリンHDが取り上げられるようなニュースがあり、それが気配値にあらわれているということのほうが多いものです。
また市場全体の地合の変化によって、全ての銘柄の気配が普段と違う様相を見せている可能性もあるので、まず怪しいと思ったときには何か見落としが無いかチェックをするところからはじめると良いでしょう。
それでは、なぜこのような場合仕手株の疑いが少ないのかというと、仕手をするには株価の吊り上げをする必要があるのですが、キリンHDのように時価総額が1兆円を超える企業の株価を満足の行く金額にまで吊り上げて売りぬくためには、相当な資金力が必要となってしまいます。
これほどまでに規模の大きな銘柄の株価を吊り上げようとすれば、逆に仕手筋のほうが相場に押しつぶされてしまうことになりますから、通常であればこのように規模の大きな銘柄というのは仕手筋からしても株価の吊り上げがしづらいので、仕手株として狙われにくいものとなっているのです。